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治療症例

坐骨神経痛症状

70代   男性

週に2、3回鉄骨などを運ぶ仕事をしている

坐骨神経痛と診断され、半年以上病院に通うも変化がみられないため知人の紹介で来院


主訴

右殿部より太ももにかけての痺れ


症状

右殿部から大腿後面にかけて1日34回痺れ出現

痺れは1回出ると20分ほど続くが痺れがない時もある


検査

腰部前屈で大腿部後面に伸張痛あり

仰向けに寝た状態で足を持ち上げると45°で大腿部後面に痛み出現



所見

坐骨神経痛と診断された患者様の多くは、殿筋、大腿後面、大腿外側、下腿後面、下腿外側の坐骨神経の走行上に痛みや痺れを訴える方が多くみられる事から坐骨神経痛と診断されることが多いように感じます。

運動検査や触察をしてみるとその領域の筋肉が過緊張をおこしている事が多く、筋緊張の緩和により症状の軽減がみられます。

当院の施術を受けると痺れや痛みがは変化する人がほとんどで、100%痺れが消失する人もいれば、70%程症状が軽減される人もおられます。施術前と後では明らかな変化がみられることが多いです。


体幹前屈などの動作で負荷のかかる筋群(殿筋〜下肢後面筋の一連のつながり)をメインに施術計画をたてました


施術内容:ベーシック治療

腰部の前屈で下肢に伸張痛が出ていたので、伏臥位にて内側ハムストリングス、中殿筋、最長筋を施術しました。

その後、側臥位にて中殿筋を集中的に施術しました。


施術後、腰部前屈での下肢後面の伸張痛は軽減しました。

痺れについては翌日来院時に帰宅後の痺れに変化があったかを報告する様伝えました。



翌日、施術後より来院時まで痺れはなく過ごせたとの事


経過

2回目以降痺れることなく過ごせているとの事


考察

坐骨神経痛と診断された症例では、実際に神経が圧迫されていたり、絞扼されていたりする神経が原因(神経原性)の場合と、筋肉の緊張が強く、感覚異常を起こし、痺れている様に感じる筋肉が原因(筋原性)の場合があります

両者とも症状に大きな違いはなく、鑑別は困難ですが、痺れを訴える人の多くは坐骨神経の走行上にある大腿後面筋(ハムストリングス)の筋肉の緊張が強くなっていることがしばしばです。

過緊張を起こしている筋群の施術により、訴えている症状の軽減及び消失が確認されることはよくあります。

不可逆的な体への負担の高い手術を受ける前に、体への負担、リスクの低い当院の施術を受けてみることを強くオススメします。

一定期間施術を受けてみて、変化が全くなければ、手術を検討されても遅くないと思います。


今回の症状は原因筋である中殿筋、ハムストリングス、下腿三頭筋対する的確な施術が早期に痺れを改善できたと考えます。


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