初心忘るべからず
桜ももう満開となり、すっかり春ですねぇ
超不定期に更新しています・・・
お暇な方は、少々お付き合いください(笑)
当院も、今年(平成30年)の1月で早いもので、開院11年を迎え12年目に突入しております。
干支で言えば一回り!開院直前に生まれた長女も4月から6年生です。
これも、ひとえに皆々様の支えがあってこそ!!
ありがとうございます。
好きな仕事を今まで続けてこれて本当に幸せだなぁと思う今日この頃
このまま好きな仕事をあと30年は続けていきたいなぁと思う今日この頃です。
最近、志を同じに共に切磋琢磨してきた後輩が一つの大業を終えました。
その彼が新しいステージを目指す中、久々に仕事について語ってみた・・・
そんなお話し・・・
どうしても自分の為に書き残しておきたくて書いた、本当の意味での独り言ですので、内容については優しくスルーして頂ければと思います・・・(笑)
昨今、整骨院業界も先行き不安の中、成功をおさめている?ある整骨院の先生に経営についてのお話を聞きに行った彼。
そこで聞いた話を、淡々と私に話してくれました。
「これからは、客単価を上げ、分給を○○円以上にしなければならない」
「スタッフの労働時間を少なくしていかなければならない」
「院長が輝いている院はダメだ」
「もっと誰にでも出来る治療を短期間でスタッフに習得させ、患者一人にかける時間を短縮しなければならない」
「スタッフに治療を教える時間も残業とみなされるので、もっとシステマチックに仕事の仕組みを考えていかなければならない」
「治療効果を目に見えるようにしなければならない」
「SNS対策を強化して集客しなければならない」
「売り上げを上げていく為には・・・・うんたらかんたら・・・」
ふむふむ・・・
その通りやねぇ・・・
生き残っていくためには、もっと頑張らないとねぇ・・・
私も、経営者のはしくれであります。
経営の事は常に考えていかなければなりません。
より良い職場環境を整え、より高い売り上げを目指す・・・
う〜〜〜ん・・・
彼の言う事は間違っていないと思います・・・
アタマでは理解しているつもり・・・
でも・・何かがひっかかる・・・
モヤモヤしておりました。(笑)
20余年前、鍼灸の学校へ入学する際、志望動機を書く欄がありました。
そこへ
「地域に根差し、地域の人々に信頼される鍼灸師になりたいからです」と書いたことを思い出しました。
11年前に開院する時に掲げたスローガンは
「親子4世代、おばぁちゃんからひ孫まで頼ってもらえる院にしたい!」でした。
当院で行っている治療法(MT-MPS)は悪くなった筋肉の質を生まれ変わらせ様々な症状を改善させる治療法です。
習得には長い長い時間を要します。
未だに習得した!!とは言い切れません(笑)
毎月何度も勉強会を開催します。
毎月何度も自らが勉強会へ出席します。
毎年学術大会や技術セミナーも受講します。
達人へ一歩でも近づくために・・・・
少しでも早く目の前の患者さんを楽にしたい!
そのために今まで膨大な時間もお金も割いてきました。
そうすることが「当たり前」だと信じて疑いもしませんでした。
だって、プロなんだから!
プロとは、その生業で生活できるって事
趣味やボランティアと明らかに違うのは、報酬を貰っているという事
簡単に誰にもできないことだから、価値がある
価値があるから、報酬をいただける
そう思っていました。
ビジネスを成功させるためには、必要なこと
売り上げを上げるためには必要なこと
「短期間に習得できる」
「施術スタッフを即戦力にする」
う〜〜〜ん・・・う〜〜〜〜ん・・・
悩みますよね・・・(笑)
全く逆の事を言っているのだと感じていました。
私の想いと彼の言っている事は「相反すること」と思っていたから悩んでいたんです。
違いました
原点回帰することで、私なりに「こたえ」が見つかりました!
「こたえ」は・・・
無機質に聞こえていたから!
はぁ???
って声が聞こえてきそうですが(笑)
活字にすると、余計にビジネスライクで感情がなく「お金儲け」だけに焦点を絞っているように見えますね(笑)
私がモヤモヤしていたのは「想い」が見えてなかったから!
ではないのかな?と思いました。
そして、改めて「初心」をハッキリと思い出せました。
患者さんの「楽になった!」というその言葉と、辛そうにしていた顔が「笑顔」になってお礼を言われるその瞬間が
「この仕事をしていて良かった!」と思ってのめり込んでいったこと
単純に喜んでもらえて「嬉しい!」
狙い通り症状が改善して「おもしろい!!」
そして少しだけ「どや!!見たか!」(笑)
もっともっと味わいたくて、もっともっと上手くなりたい!
そんな風にアツくなっていたことを思い出しました。
私の原点はそこです。
勉強するのも、練習するのも自分のため!
初心を忘れていたワケではないですが、日々の作業に追われ、理想と現実とのギャップに「想い」が曇ってしまっていたのかも知れません。
自分自身もっと熱くなって、患者さんにもスタッフにも「想い」を伝えていかなければと思いました。
そして、後進に少しでも分かり易く、少しでも早く「想い」を持った結果の出せるプロの治療者を育成していきたいと思っています。
「想い」だけではご飯は食べれません
でも、「想い」があるからプロになれる、プロであるためにすべきことに邁進できると思っています。
そして、「彼」に想いがないわけでもありません。
「想い」を持った熱いプロ集団になれるよう、これからも精進しよう!!と改めて思うキッカケを貰えたそんな今日この頃でした。
長々とすいません(^^;)
最後までお読みになったお暇な方(笑)
今後ともどうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m