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治療症例

猫背治療

19歳、女子

普段より母親に背中が丸くなっていると言われていたが、最近肩こりもひどくなり来院


主訴

背中の丸み

首から肩にかけての重さやだるさ


症状

背中の丸みは意識して伸ばしても時間が経つとまた無意識に丸い姿勢になっている

長時間の同じ姿勢や首を動かす際に首から背中にかけて痛みが出現


検査

首を左に回すと左の首から肩の上部、肩甲骨の内側にかけて痛み出現

首を右に回すと左側の首から肩の上部が引っ張られる様な痛み出現

首を後ろに倒すと首に詰まっている感じがある

体幹部を後ろにそらすと、腰から背中にかけて痛み出現


所見

猫背になる原因は、硬くなった筋肉は縮めると痛みを出すという筋肉の特徴があります。背中の筋肉の痛みを回避するために後ろへ丸みを作り背中の筋肉を伸ばすことで無意識に痛みを回避しようとします。

背中の丸みが強くなると背中の前傾が強くなり、肋骨により固定され可動しにくい胸椎よりも、可動させやすい動きのいい首と腰で体を起こす為に普段よりも首と腰が強く後弯し、首や腰にかかる負担が大きくなります。

またこの時、肩甲骨は外側に移動し、腕は内側へねじれ、肩関節周りの筋肉にも大きく負担がかかります。

猫背になることにより、見た目が悪くなるだけでなく、首や肩、腰に大きく負担をかけることになります。


猫背の原因となっている背中、首、肩の筋肉をメインに施術した後に、異常な姿勢を矯正する計画を立てました


施術内容:ベーシック治療+猫背治療

首の後屈や回旋する際に使う半棘筋、肩甲挙筋、最長筋、多裂筋を施術しました。

その後猫背治療を行いました。


施術後、首の可動域は増大し、痛みは軽減していました。

猫背姿勢も改善していました。


経過

週に2回のペースで来院中。

2回のうち1回、猫背治療をしています。

首の痛みは来院ごとに改善されています。



考察

無理に背筋を伸ばそうと努力しても、背中を丸くさせている原因そのものを改善させないと、正しい姿勢を保持させることができません。

そのためには、背中や肩甲骨周囲の筋肉自体の質の改善と、普段動かせていない関節を動かしやすくし、本来の正しい位置まで戻しやすく、体を再教育させる必要があります。

たった1度の治療でも、変化を感じてもらう事はできますが、自然と無理なく正しい姿勢が保持できるようにならなければ意味がありません。

定着させるためには筋肉を柔らかくする治療を行いながら姿勢矯正治療を取り組むことにより約2~3ヶ月で理想的な姿勢が保持出来る様になっていきます。

患者自身、または近くに居る人が姿勢の悪さを自覚し、改善のための努力を一緒にしていけたことが、美しい姿勢を取り戻し、不調の出しやすい状態から脱却できたと考えます。

姿勢の悪さは無意識に起こっているので、自分自身ではなかなか自覚できないことが多いです。

鏡で姿勢をチェックをしたり、周囲の人の目で指摘してもらえる環境が早期に改善するには重要と考えます

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